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ブレンドテーマは
「お茶は万病のクスリ」

 

今年のお天気は想定外続きですね。

爆弾低気圧やゲリラ豪雨という言葉が使われ始めたのはここ最近のこと。さらに今度は線状降水帯なるものも登場してきました。

さらにさらに、天気予報のお姉さんは四月に「春の熱中症に注意してください」と言い出し、7月には「災害級の暑さ」と表現するほど。

 

観測史上初……、例年以上の…、と聞くたびに思い出すのが村山節先生の「東西文明の交代説」です。

地球上では800年周期で東と西のエリアへ流れ込む「気」が変わり、1600年で一回転。つまり、1600年ごとに東洋と西洋それぞれに流れる「気」が転換していき、この「気」が集中するエリアでは文化が発展するという説です。日本ではあまり知られていないのですが、中国では定説となっているものです。

 

この周期が切り替わったのがちょうど2000年。北京オリンピックの年でした。

1600年に一度の切り替わりの前後30年は、地球エネルギーが乱れて気候が変動するため、その度に人間は住む場所を移動する必要に迫られ大移動を繰り返してきました。1回転前(1600年前)の4世紀ごろはゲルマン民族の大移動がありましたね。

現代では、1970年から2030年までの60年間が、この期間というわけです。

この説を知ってからは、このまま気候変動はどこまで進むのか??という漠然とした不安がなくなりました。

2030年まで続くとすると、あと8年かなと考えるようにしています。

 

しかし、想定外続きのお天気だけではなく、この数年はウィルス感染、政治不安、いろいろと重なりますが、これも転換期だからと思うことで、心構えがすこしできるような気がします。

そしてそんな時代を生きる私たちに必要なことは「気」を乱さないことです。

転換期には地球の「気」が乱れます。

その影響を受けて、私たちの「気」も滞りやすく、亢進しがちになります。

ちょうど、冬から夏への転換期である「春」には自律神経が乱れてイライラしやすくなり、また花粉症などのアレルギーが発症することと似ています。

 

今、徐々に地球エネルギーが東洋に流れ始めています。

これからは東洋の文明が発展する周期。

 

マインドフルネス

自然の中に溶け込むような、木組みを生かした隈研吾さんの建築

アニミズム

サスティナブル

こういった考え方は、元々東洋に根付いたものでした。それが今では世界中で受け入れられるようになってきています。

これからはもっと東洋思想が注目されるようになってくるのだろうなと、そう思っています。

 

東洋思想に基づいた東洋医学では、お茶は万病のクスリと言われます。

 

実際に、お茶を使った川芎茶調散という、気圧による頭痛に効く漢方薬もあるくらいです。

 

お茶には自律神経を整える力があります。

「気」を流し、整えることができます。

お茶の効能は、これからもっともっと注目され、喫茶の養生の大切さが見直されていく確かな予感がしています。

 

五ヶ瀬という、パワーに満ちた大地で育った在来のお茶には、本来のお茶が持つ効能がしっかりと残っています。

今の時代を自分らしく生きていただくために、心を込めて今月のブレンド茶を整えました。

 

台風一過の美しい空が広がる日は、きっともうすぐです。

 

 

 

ブレンド素材①

レモングラス

1年前にレモングラスの苗をいくつか買い、畑の隅っこに植えてみました。なにも手を加えずほったらかしですが、ものすごい生命力でぐんぐん成長する姿を見るたびに、エネルギーの強さを感じていました。

収穫後は、天日干しをしてから機械乾燥で仕上げるのですが、できあがりは枯れたススキのようで、あの爽やかな香りを持つとは思い難い外見。でも、ハサミで小さく裁断すると、部屋中に爽やかな香りがふわーっと広がるのです。

この香りに包まれていると、心が澄んでいきます。

湿度が高くうつうつとしたとき、気持ちがささくれだった時に、元の感情に戻してくれるのがレモングラスの香りです。

 

ブレンド素材②

日向夏花蕾

日向夏は、春から初夏にかけて出回る柑橘です。優しい酸味があり、白い皮と果肉を一緒に食べるのですが、サラダに入れるのが私のお気に入りの食べ方です。

 日向夏の花は、実がちょうど熟し収穫を迎える頃に蕾を膨らましていきます。果実を収穫しながら、同時に花も楽しめるというとても珍しい植物。

花には、その植物が持つエーテル体という「気」が多く含まれます。

日向夏は、果実と、次の世代を生み出す花が同時に生きられる素晴らしい生命力をもっています。この花のエネルギーで、暑い夏を乗り切れられるパワーの充電ができるのではないかと思っています。

 

ブレンド素材③

三つ葉

せりを探しに山へ行ったとき、偶然見つけたのが三つ葉の群生。思わず「すごい!!」と叫んでしまいました。茎を折ると、三つ葉の爽やかな香りが広がります。

もちろん農薬など一切使っていない山奥なので、素材としては最高のものです。

野生の植物が持つ「気」が、このブレンドのパワーを底上げしてくれています。

 

ブレンド素材④

せり

 きれいな水が流れているところにはセリが自生しています。

今回は、宮崎茶房さんの広大な敷地の一角(車で移動するほどの距離がありました)に自生していたセリをいただきました。

山から湧き出てきた水が地面を潤し、ぬかるみを作っているところに生えていたので、夢中になって収穫していたら、いつのまにか靴がびちょびちょに。

自然豊かな土地では、至るところに素晴らしい素材が自生していて感動します。

スーッと流れる爽やかなせりの香りが、日向夏の花と非常にいい相性。

個性があるそれぞれの素材を見事にまとめてくれているのが野生のせりの力です。

 

ブレンド素材⑤

烏龍茶

半発酵茶は職人の加工技術で差が出ます。お茶の加工は茶葉の発酵と向き合う作業。

茶葉を積むと酸化酵素により発酵が自然と進みます。

この発酵をどう活かすのか。烏龍茶は、最も微妙なさじ加減が必要です。

宮崎茶房の茶畑は標高600m。高地で育った茶葉は香りが高い特色がありますが、更に加工技術を加えることで絶品の烏龍茶を生み出します。

どんな素材とも相性がよく、相手のいいところを引き出してくれる烏龍茶は非常にスグレモノ。今回のブレンドを活かすベースとして使っています。

翠:sui

¥994価格
  • 【7月の定期便発送ブレンドティー】

    ティーバック 2g×12p

    <素材>

    ・烏龍茶     

        無農薬   

        宮崎県五ヶ瀬町産

    ・レモングラス  

        自然栽培  

        宮崎県日南市産

    ・日向夏花    

        自然栽培  

        宮崎県日南市産

    ・せり      

        天然素材  

        宮崎県日南市+五ヶ瀬町産

    ・三つ葉     

        天然素材  

        宮崎県日南市産

     

    送料:185円(税込)クイックポスト 

    ※6個までのご注文の場合

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