ブレンド素材
【三年熟成番茶】
番茶は、昔ながらのお茶のつくり方です。柔らかい新芽だけではなく、大きく成長した硬い葉や枝を使います。地域によって様々なアレンジ法があるのも番茶の魅力。「京番茶」は、茶葉を蒸したあとに炒るため、炒った時の煙で燻され独特のスモーキーな香りがします
富山県のバタバタ茶、沖縄のブクブク茶、島根のボテボテ茶など名前もユニーク。高知の碁石茶は、日本では珍しい黒茶で、カビの乳酸発酵を利用して作られます。
それぞれの地域の気候に合わせて発展させたお茶です。
大地を丸ごといただいているような味は、気持ちを落ち着ける効果があります。
梅雨時期の湿度は胃腸を弱らせます。胃腸は私達のカラダの土台。番茶は、私達の土台をしっかりと安定させてくれる力をもちます。番茶の安定感は個性がつよい素材と合わせるにはもってこい。
みかんの花の個性を、うまく整えてくれています。
【みかんの花】
梅雨前に満開を迎えるミカンの花を丁寧に手摘みしました。花を摘むとその分実がつかないのですが、生命力が高いみかんは沢山の花を付けるため、摘花することが大事でもあります。摘花はかつては手摘みが当たり前でしたが、この頃はホルモン剤を使うところが増えています。実がつかないようにするホルモン剤を使うことには抵抗があるというミカン農家さんのところで摘花のお手伝いをし、報酬としていただいた花と蕾を乾燥させブレンドいたしました。
摘花作業は細やかな作業ですが、花摘みは楽しくて仕方がない仕事です。
摘んだばかりの花を乾燥機にかけると、部屋中に濃厚な香りが漂い、あまりの香りの強さに香り酔いしてしまうほど。ローズのように主張が強い香りは、ホルモンを調整する力がありそうです。
今回は様々な茶葉とブレンドすることで、いい塩梅に香りを整えています。
【陳皮】
完熟したみかんの皮を乾燥させました。みかんの皮は昔から陳皮という生薬として漢方薬に使われています。
今回ブレンドに使った陳皮は、柑橘系のフレッシュな香りが生きているものを選んでいます。この爽やかな香りには、気持ちを和らげ、感情を整えてくれる力があります。
また、みかんの花との相性が非常によく、皮のフレッシュな香りと花の甘い香りがいい具合にお互いを引き立ててくれました。
【レモングラス】
すっきりとした香りが特徴のレモングラス。すすきの葉っぱのような外見からは、その香りの高さは全く想像ができませんが、乾燥させてお湯を注ぐとレモンのような柑橘の香りと味が生まれます。
番茶の少々スモーキーで重くなりがちな味を軽やかに仕上げてくれるのがレモングラス。
梅雨に番茶をいただくときにはレモングラスをプラスするとさらに美味しく感じます。
清ら:kiyora
ティーバック 2g×12p
<素材>
ブレンド素材①
・三年熟成番茶
オーガニック
宮崎県五ヶ瀬町産
・陳皮
天然素材
宮崎県日南市産
・みかん花
天然素材
宮崎県日南市産
・レモングラス
オーガニック
宮崎県五ヶ瀬町産
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