ブレンドテーマ
「バランス」
2021年NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」は、震災を経験した主人公が誰かの役に立ちたいと、未来を予測できる気象予報士を目指すストーリーでした。
難関、気象予報士に合格した主人公モネは、地元を離れ東京で気象の仕事に携わりたい夢を言えずにいました。意を決し、公私共にお世話になっているさやかさんにその決意を伝えにいくシーンが印象的でした。
さやかさんは能舞台で一人、能を舞っていました。
モネの気持ちを察して、さやかさんはモネに話し聞かせます。
「能を舞うということは、物事の陰と陽を整えることを意味するの。陰と陽のバランスが悪いと、この世界全体が不安定になるのよ。能を舞って、天の陰陽が整うと雨が降るって言われているの」
その言葉を聞き、モネは宮城を離れて東京へ行き、気象に関わる仕事をしたいと初めて告げるのです。
「行きなさい。自分の思う方へ」と言い、優しい顔で微笑むさやかさん。
それまで晴れていた空からは、雨が降り出します。
「ほーらね、全てが整ったら雨が降る」
このドラマは、海と山がつながっていること、そしてそこには空も含まれ全てが循環して自然が成り立っていることを教えてくれます。
昔の日本人は、さやかさんのように陰陽バランスを普段の生活の中に感じていました。天と地山と海夏と冬湿度と乾燥自然は陰陽という相対のエネルギーで成り立っています。この相対エネルギーのバランスを取ることが自然崇拝につながっています。
舞を舞うのも、天地のエネルギーを整えるためという解釈は非常に面白いですね。
自然と同様、私たちのカラダにも陰陽があります。
もちろん、カラダと自然の陰陽はつながっています。
夏は陽のエネルギーが高まるため気温が上がります。
体内の陰陽バランスを整えるためには、食べ物で陰を増やしていきます。
陰とは、体の熱を冷ますもの。ただ、キンキンに冷たいという温度ではなく、性質です。
生姜を食べると体が温められ、豆腐を食べると体が冷やされることを感じたことがあるかと思います。
これが、全ての食べ物が持つ性質です。
夏野菜は、熱をクールダウンする食べ物が旬を迎えます。
旬のもの、その土地で採れたものをいただくと体内の陰陽バランスが整うのです。
気温が高い日はもちろん、気持ちがヒートアップしてイライラしたときにも感情の熱を冷ます効果があります。
様々な熱をクールダウンしたいと思った時にぜひお召し上がりください。
素材①
烏龍茶
半発酵茶は職人の加工技術で差が出ます。お茶の加工は茶葉の発酵と向き合う作業。
茶葉を積むと酸化酵素により発酵が自然と進みます。
この発酵をどう活かすのか。烏龍茶は、最も微妙なさじ加減が必要です。
宮崎茶房の茶畑は標高600m。高地で育った茶葉は香りが高い特色がありますが、更に加工技術を加えることで絶品の烏龍茶を生み出します。
どんな素材とも相性がよく、相手のいいところを引き出してくれる烏龍茶は非常にスグレモノ。今回のブレンドを活かすベースとして使っています。
ブレンド素材②
レモングラス
すっきりとした香りが特徴のレモングラス。すすきの葉っぱのような外見からは、その香りの高さは全く想像ができませんが、乾燥させてお湯を注ぐとレモンのような柑橘の香りと味が生まれます。
うつうつとした気持ちを晴れやかにしてくれる香りが特徴です。
ブレンド素材③
桑葉
桑は、頭や感情がヒートアップしたときにクールダウンする力を持ちます。
この数年、猛暑が続いています。
二年前の夏、夜エアコンを切ったリビングにパソコンを置いていたのですが、あまりの暑さで壊れてしまいました。それ以来、暑い季節にノートパソコンを使う際には熱を冷却するものを下に置いています。
私たちの心身も、この暑さでかなりの負担がかかっています。
目の充血や痒み、皮膚の痒み、イライラや不眠などは暑さが原因でも生じる不調。
暑い季節に上手に熱をクールダウンしてくれる桑の葉は、夏に欠かせないお茶です。
ブレンド④
筏葛:ブーゲンビリア
筏葛は濃いピンク色の花が印象的ですが、実は花ではなくて葉が変化した苞(ほう)。ビーツと同じ成分を含み、抗酸化力を持ちます。香りはほとんどありませんが、乾燥させると酸味が生まれ、喉の渇きを潤してくれます。
ハイビスカスにも同じような味と効能がありますが、筏葛の方が酸味に優しさを感じます。
涼:suzu
ティーバック 2g×12p
<素材>
ブレンド素材①
・烏龍茶
オーガニック
宮崎県五ヶ瀬町産
・レモングラス
天然素材
宮崎県五ヶ瀬町産
・桑葉
天然素材
宮崎県五ヶ瀬町産
・ブーゲンビリア
天然素材
宮崎県日南市産
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